活動レポート

 

豆 『伊藤病院ボランティア活動』・伊藤病院 医療相談室師長 大島 由美様

  

  伊藤病院は東京都渋谷区にあります。地下鉄・表参道に位置し、周囲は欅並木と独創的なファッションビル群がそびえ立っております。
 病院の歴史は古く、昭和12年(1937年)伊藤尹が設立。その後は、医療の進歩や患者さま増加に対応すべく、複数回の引っ越しや、立て替えを経て発展してまいりました。現在の建物が完成したのが平成9年(1997年)10月であり、直後に2代目院長・伊藤國彦から伊藤公一に院長職が継承されました。

 伊藤病院における実際のボランティア活動は、昭和52年(1977年)に開始しております。遠藤ボランティアは昭和58年(1983年)から当院で活動を開始されました。
 当初は、長期入院患者さんの話し相手などを行っていたようです。
 現在は、外来診療の場での「育児ボランティア」に特化しており、毎週金曜日14時から16時に診察室待合の一角に「キッズコーナー」を設け活動頂いております。

 甲状腺疾患の患者さまは圧倒的に女性が多く、小さなお子さんを伴って来院される方が大勢いらっしゃいます。「子どもがいるため通院できない」「待ち時間に子どもが飽きてしまう」「検査中に子どもを見てくれるひとがいない」などと困惑され、通院を躊躇される患者さまのお声を反映し設置されました。

 育児ボランティアを受けた患者さまからは「待ち時間のストレスが減った」「安心して検査や診察を受けられる」「ボランティアの方々との会話ができてよかった」などの感謝のご意見を多数いただいております。

今後ともご支援宜しくお願いいたします。



   次回は「伊藤病院」の活動をご紹介する予定です。